ホームオフィスの新常識、メタバース・オフィスで新しいワークスタイルへ

はじめに

ここ数年でテレワークが増えた一方で、立ち話やちょっとした雑談などの気軽なコミュニケーションが減ったことに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、オンライン上でもリアルに近い感覚でお仕事ができる「メタバース・オフィス」をご紹介したいと思います!

 

メタバースオフィスとは

そもそもメタバースとは、簡単にいうとコンピューター上の仮想空間のことを意味します。家にいながら、オフィスやイベント会場といった様々なバーチャル空間にアクセスすることができるのです。最近ではライブに使われたり、バーチャル東京などの都市空間が造られたりしています。

メタバースオフィスは、そんな仮想空間にあるオフィスです。空間内で自分のアバターを移動させることで、リアルな距離感で人と会話をすることができます。テレワークが増えた今、このメタバースオフィスを導入する企業が増加しています。

 

メタバースオフィスの紹介

次に、メタバースオフィスの一部をご紹介します。

メタバースオフィスにはVR機器が必要な3Dオフィスと、PCさえあれば導入可能な2Dオフィスがありますが、今回は2Dオフィスをご紹介します。

 

oVice

oVice開発者のジョンさんは、「オフラインでできることは、オンライン上でもできるようにする。」をポリシーにしていると語っています。[1]そのポリシーの通り、oViceはリアルに近い感覚で仕事ができる仕組みが特徴です。

例えば、アバターの向きや距離で、声の大きさが変わる機能を搭載しています。この機能によって、立ち話のような感覚で会話を交わすことができるようになっています。

また、用途に合わせてスペースを複数作成できるようにすることで、より現実のオフィスに近い感覚で仕事ができるようになっています。

さらに、Googleカレンダーなどの各種外部サービスと連携が可能で、カレンダーのスケジュールをoViceに反映させたり、チャットの内容を共有したりすることができます。

公式サイト:https://ovice.in/ja/

[1] 未来のあたりまえをインストールするWebマガジン「So-gúd(ソウゾウ)」 https://exidea.co.jp/so-gud/technology/ovice/

 

VoicePing

VoicePingは、10人・1フロアまでなら完全無料で導入が可能という、ローコストな点が魅力です。

会議室での内容をワンクリックで録画でき、入退室に合わせた自動録画も可能です。また、高精度な文字起こし機能によって、会話をテキストとして残すこともできます。音声や文字起こしの翻訳にも対応しているので、海外と繋ぐ必要がある場面でも安心です。

また、画面を共有ができるだけでなく、共有した画面に書き込みもできるため、臨場感のある共同作業が可能となっています。そういった、可視化しながら仕事ができる点がVoicePingの特徴です。

公式サイト:https://voice-ping.com/

 

メリット/デメリット

続いて、メタバースオフィスのメリットとデメリットをご紹介します。

 

メリット

・勤務状況が確認できる

ほとんどのサービスにおいて、対応可/取り込み中/離席中 など、それぞれの今現在の状況を確認することができます。また、どのような業務に取り掛かっているかも分かるなど、進捗を可視化することが可能です。

 

・気軽な会話ができる

話しかける機能や、相手との距離によって音量が変わる機能で、リアルで話しているかのような気軽な会話ができます。これによって、コミュニケーション不足の解消につながります。会議の場ではなく、ちょっとした会話から良いアイデアが出ることもありますので、こういった機能はビジネス上非常に重要です。

 

・やりとりの録画/録音ができる

リアルだと議事録を取る必要があったり、立ち話レベルの会話だと言った言わないというトラブルが起きたりすることもあります。しかし、オンラインであれば会議やちょっとしたやりとりも簡単に録画・録音ができるので、そういったトラブルを防ぐことができます。

 

デメリット

・浸透するまでに時間がかかる

やはり新しいツールを使って作業をするので、浸透するまでに時間がかかってしまいます。特にそういったツールの操作自体に不慣れな人にとっては、かなり大変になってくるでしょう。

 

・通信状況の影響を受けることも

開発段階で大人数の使用が想定されているので基本的には安定した通信が可能ですが、それでもオンラインなので通信状況の影響を受けることは少なからずあるかと思います。仕事の記録にも影響が出てしまうので、データの管理には注意が必要です。

 

まとめ

今回は、メタバース・オフィスとその魅力についてご紹介しました。テレワークは推進したいけど、テレワークならではの課題や悩みを解決したい…そう思っている方も多いのではないでしょうか。ぜひメタバースオフィスを導入して、新しいワークスタイルを始めてみてください。


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