はじめに
皆さんは、「好きなアーティストのライブに行きたいけど、チケットが取れない!」「会場が遠すぎて行けない!」など、そんな経験はありませんか?せっかくライブがあるのに行けないというのは悲しいですよね。
そんな中、今回ご紹介するメタバースライブ会場なら、会場やチケットの心配をすることなく好きなアーティストのライブを楽しむことができるのです。
この機会にメタバースライブのことを知って、新時代のライブを楽しみませんか?
メタバースライブ会場とは
メタバースライブ会場とは、オンライン上の仮想空間である“メタバース”に、ライブ会場を作り出したものです。現実には無いバーチャル空間なので、場所や収容人数を考える必要なくライブを楽しむことができる仕組みとなっています。この仕組みを利用して、有名アーティストがメタバースで全世界に向けてライブをしたこともあり、今、このメタバースライブ会場がライブの新たな形として広まりを見せています。
活用事例
次に、実際の活用事例についてご紹介していきます。
最近開発されたメタバースライブ会場のひとつが、VARK ARENAです。
このサービスは、イベントに合わせてカスタムデザインができるのが魅力です。これにより、それぞれのライブのコンセプトに合わせてライブ会場を作り上げることができます。
また、メインのライブ会場以外にも、映像コンテンツが楽しめる「シアター」やカラオケエリアなどもあり、ライブの時間以外も会場を満喫することができます。
リリース直後の今年の11月には、このサービスを使ってTV局のバーチャル音楽祭が開催されました。
またこのサービス以外にも、人気ゲームの中で有名アーティストがバーチャルライブを開催したり、既存のプラットフォームを使って様々なアーティストがライブを開催したりしています。
メタバースライブ会場のメリット/デメリット
続いて、メタバースライブ会場のメリットとデメリットについてご紹介します。
《メリット》
・収容人数の制限がない
まず、バーチャル空間にあるライブ会場なので、実際のライブ会場のような人数制限がありません。そのため、チケットが取れなくて見られなかった、ということも無く、基本的にはチケット等を購入すれば誰でも見ることができます。
・どこでもライブを楽しめる
また、バーチャルライブということで、PCやタブレット、スマホなどの端末があればどこでもライブを見ることができるので、海外アーティストのライブも自宅で楽しめます。そしてアーティスト側からも、世界中の人にライブを見てもらえる手段となるわけです。
・バーチャルならではのライブが楽しめる
バーチャルだからこそできる演出というのも魅力です。
例えば、有名企業(サンリオ)のキャラクターがライブを実施した事例があります。同様に、インターネット上で話題の顔出しをしていないアーティストのライブもこのメタバースを使えば簡単に実施が可能です。
また、現実には不可能な演出もバーチャルならできるので、普段会場でライブをしているアーティストでも、特別な演出を用いたライブを開催できます。
・VR機器を使えば、普通の配信よりも臨場感をもって楽しめる
ライブによっては、VRゴーグルなどを使って楽しむものもあります。パソコンやスマホの画面を動かすのではなく、自分が動くことで視点が変わるので、より一層没入感のあるライブになります。
《デメリット》
・操作に慣れないと難しい
普通の映像配信とは違って視点やアバターを動かして楽しむものなので、操作に慣れていないと上手くライブが見られなかったり、“画面酔い”や“VR酔い”を起こしたりすることがあります。
・通信環境に左右される
インターネット上のライブなので、当然のことながら通信が上手くいかないこともあります。これは観客だけでなく主催者側の影響で起こることもあるので、上手く見られない可能性があることも理解しておく必要があります。
・VR機器が必要なことも
前述したように、VR機器が必須となるライブもあります。持っていないという方も多いのではないでしょうか。ここ数年で関連機器は手に入れやすくなっていますが、それでもその分のコストは必要になります。
まとめ
今回は、メタバースライブ会場についてご紹介しました!
ここ最近で有観客でのライブは復活してきていますが、オンラインライブの需要はまだまだあります。また、ご紹介したようにメタバースのライブ会場だからこそできる演出などもあるので、これからどんどん広まっていくでしょう。メタバースを使って、新時代のライブを楽しみましょう!