ウィルス対策ソフトには、無料のものから高度な機能を持つ有料のものまで、ほとんど企業な何かしらのソフトを導入しているでしょう。それでも被害がなくならないのはなぜでしょうか?
2020年6月にも経済産業省が、緊急でサプライチェーンの弱点を狙った、サイバー攻撃への報告書を提言しています。三菱電機、日本電気などでの被害が相次いだことを受け、企業への点検依頼と報告を求めています。
「昨今の産業を巡るサイバーセキュリティに係る状況の認識と、今後の取組の方向性について」
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200612004/20200612004.html
つまりまだまだウィルス対策を含め企業での、セキュリティ対策は気を抜くことができない状況です。
ここでは、数あるウィルス対策ソフトの中からどのように選定をすることが良いのか、ポイントをお話したいと思います。
- 動作の軽さ
- 価格
- マルエウェア対策
- サポート
です。
動作の軽さ
まずは動作の軽さ。
ほとんどの方が経験をしていると思いますが、ウィルス対策ソフトは、かなりのスペックを要します。しかもバックグラウンドで常に動いているため、意外と通常の業務での操作で重いなあ、とか感じることも多々あるかと思います。やはりどんなに高機能でも、本来の業務に支障があると、何のための対策か、(社内システム管理者には怒られてしまいますが)、わからなくなることもあるでしょう。ですので、できる限り、軽いもの、またクラウド上で動作するものなどを選ぶことをおすすめます。
価格
このソフトは、常に定義ファイルの更新が必要とされるため、一度社内で導入すると途中で辞めることは困難です。そのため、品質は維持しつつランニングコストはできる限り抑えることが大事です。全社員がもれなく利用しなければ意味がありませんから、その意味で投資額が大きい分野でしょうから、なおさらですね。
マルウェア対策
次にマルウェアなど多岐にわたる攻撃に対応できているかが重要です。ただ単にウィルス対策だけでなく、巧妙な手口が常に進化をして、社員を狙っています。こうした事態にも対応ができるようなアップデートがされていることが、願うところです。
サポート
最後に、サポートです。
ウィルスソフトは時間との戦いです。頻繁にウィルス対策定義ソフトが更新されないと、感染のリスクは一気に高まります。もちろんイタチごっごの戦いではありますが、重要な点です。さらに万一、感染をしてしまった場合のサポート窓口となる支援サービスを提供しているかというのも、企業にとっては選定のポイントです。有事の際には、対応を依頼することもあるでしょう。
このように、当然と言われるようなウィルス対策ソフトの分野ですが、まだまだ進化を遂げています。最新の情報を常にアンテナを張っていけるように、Telework.Aiでは情報をご提供していきたいと思いますので、お役に立てればと思います。