モバイルディスプレイ導入のススメ

テレワークが一般的になってきた昨今、家でもオフィスと変わらない環境を整えたいと思う人も多いかと思います。
しかし、オフィスからノートPCを持ち帰った時に気になるのは画面の小ささではないでしょうか。PCが見えづらい、拡張画面がつくれない、かといって家のモニターなどをつなげるのもはばかられる…これではせっかくテレワークをしてもかえって能率が下がってしまいます。


そこで、今回はそんな方々のために、モバイルディスプレイの選び方やおすすめのディスプレイの紹介をしていきたいと思います。

 

モバイルディスプレイとは

モバイルディスプレイとは、文字通り「モバイル」の「ディスプレイ」です。持ち運び可能な画面表示用モニターということですね。PCなどと異なり情報処理機能を持っていない、画面表示専門のデバイスであるため、価格が比較的安いのが特徴です。

 

モバイルディスプレイの選び方

モバイルディスプレイを選ぶ際には用途や好みに合わせていくつかポイントがあります

  1. 画面の大きさ
  2. 画質
  3. 重さ
  4. 給電方法(駆動時間)
  5. 接続方法
  6. その他

画面の大きさ

ディスプレイですから、画面の大きさは大事です。しかし、画面が大きくなると重くなったり持ち運びづらくなったりしてしまうので、用途に合わせて調節することになると思います。ビジネスで外回りの際に使う場合は、普段使いのかばんに入るかといった点も大事になりますね。


なお、画面の大きさはよく長さの単位である「インチ」を用いて表されますが、これは実は、ディスプレイの対角線の長さを表しています。ですから、「ディスプレイのサイズが10インチ」というのは、ディスプレイの対角線の長さが10インチ(約25.4cm)ということなんですね。仮に正方形の10インチディスプレイ(ほとんどないと思いますが)があった場合、ディスプレイの一辺は約25.4㎝ではなく約14.6cmということになります。

 

画質

当然、画質にも差があります。当たり前ですが画質が良いほど値段も高くなるので、ノートPCなどの作業用サブディスプレイとして用いるなら価格を抑えるために画質にこだわらないモデルを、映画を見たりゲームを楽しむためのディスプレイなら画質のいいものを選ぶ方が快適でしょう。

給電方法(駆動時間)

接続したPCからUSB給電するモデルと、コンセントから電気を供給するモデルがあります。外出先で短時間使うなら、コンセントがない場合も考えてPCからUSB給電できるモデルの方がいいですし、そもそもPCの充電が持たない長時間の使用が多い場合には電源に接続できる方が便利です。

また、バッテリーを内蔵し、電源につながなくても使えるタイプのディスプレイもあります。バッテリー容量が大きいほど駆動時間が長く外出先で使いやすくなりますが、ディスプレイが大きく、重たいものになりがちなのでどちらをとるかは悩みどころです。

 

その他

上記の性能の他に、タッチパネル機能があるか、スピーカーが内蔵されているかといった点も用途によっては重要になります。これらの機能が必要な方は、購入前にその機能がついているか確認しましょう

 

では、実際にどういったモバイルディスプレイが販売されているのでしょうか。代表的なものをいくつか見ていきたいと思います。

 

小見出し、青字

1. Zen Screen MB16AP(ASUS)

4時間駆動可能なバッテリーと15.6インチの大画面を持ちながら、重さ850g、薄さ8mmのコンパクトさや、USB Type-AとType-Cいずれにも対応できる接続コネクタを併せ持つ製品です。

 

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2.MSI OPTIX-MAG161V(MSI)

重量0.9kgと最薄部5.1mmの身軽さに似合わず、IPSパネル搭載のFullHD15.6インチ大型液晶の高画質が特徴の製品です。

 

モバイルディスプレイはテレワークの必需品となるだけでなく、映画、ゲームなど余暇を過ごすためにも最適のデバイスです。あなたのPCの隣にもモバイルディスプレイをおひとつ、いかがでしょうか