昨今のコロナ禍でテレワークの必要性が前にも増して声高に叫ばれるようになっています。
そして、テレワークと切っても切り離せない関係にあるのがweb会議です。web会議ツールは急速に進化、多様化してきており、様々な状況でweb会議が行われるのが当たり前の世の中になってきました。
しかし、web会議にはトラブルがつきもの。そんな数あるweb会議のトラブルの中でも音響トラブルは深刻になりやすいのに頻繁に起こるので厄介だと思う方も多いでしょう。そこで、今回はそんな音響トラブルを解消する、ヘッドセットを選ぶポイントやおすすめの製品を紹介していきたいと思います。
自分にあったヘッドセットの選び方のポイントです。
- マイクの有無
- 形状
- 接続方法
- 音質
- ノイズキャンセリングなどの機能
マイクの有無
ヘッドセットで最も大きな違いといえばマイクが付いているかどうかでしょう。当然Web会議をするにはこちらの声を拾ってもらうことが重要ですから、マイク機能のないものを買わないように気を付けましょう。
もっとも、廉価モデルを除いてマイク非搭載デバイスは少なくなっていること、デバイス自体にマイクがつくようになったことから、さほど気を付けなくても困ることは少ないかもしれません。
形状
ヘッドセットはまずイヤホン型とヘッドフォン型に分かれ、そこからイヤホンであればカナル型やインナーイヤー型、ヘッドフォンであれば密閉型と開放型といったように分かれます。それぞれ以下のようなメリットがあるのでご自分の用途や好みに合わせて選んでください
・カナル型:密閉感が強く、音楽に没入感がある
・インナーイヤー型:周囲の音が聞こえやすく、外出時でも周囲の様子が把握できる
・密閉型:周囲の音を遮断して音楽に没頭できる。また、音漏れもしづらい
・開放型:開放的でクリアな独特の音色が得られる
接続方法
ヘッドセットの接続方法としては有線と無線があります。
有線タイプはステレオミニプラグやUSB、ライトニングコネクタなど接続端子が分かれているので接続する機器にあったものを選ぶ必要があります。
有線は接続の問題が生じづらく、充電が不要なことから、定位置で長時間利用する場合に向いています。
一方、無線タイプはほとんどがBluetooth®接続です。
無線は、断線などがなく配線が絡まることもないなど、PCのハード面での快適さが増すことから、テレワークで子供の相手をしなければいけないときやノマドワークの際などに向いています。
音質
イヤホンにしろ、マイクにしろ音質を気にするといった方は多いと思います。ただ、一概に音質がいいといっても実はその内容は様々です。
一般に、音楽を聴くためにもヘッドセットを使う人は、低い音域もしっかりと聞こえるかどうかを気にするでしょうし、web会議で主に使う人は、高音がしっかりと聞き分けられるかを気にすることになります。
ノイズキャンセリングなどの機能
イヤホンやマイクとは直接かかわらない機能(ノイズキャンセリングや防水機能など)も、快適にヘッドセットを利用するためには重要な意味をもってきます。多くのヘッドセットはこれらのエクストラな機能を売りにしているので、製品を購入する際には「どんな機能がついているか」をチェックしましょう
では、実際にどういったヘッドセットが販売されているのでしょうか。代表的なものをいくつか見ていきたいと思います。
1. Talk25 (Jabra)
片耳型のマイク内蔵無線ヘッドセットです。余分なパーツがほとんどなく小さく軽いタイプのものです。
耳の装着部にはeargelと呼ばれるクッションが付いており、長時間の利用でも痛みや違和感を感じにくくなっています。
2.Air Pods Pro(Apple)
マイク内蔵型の無線イヤホンです。ノイズキャンセリングをはじめとする3段階の外部音取り込み機能や音質の良さ、同社の製品とのシームレスなペアリングに特徴があります。
3. Bose Noise Cancelling Headphones 700(BOSE)
マイク内蔵型の無線ヘッドフォンです。音響に力を入れたデザインになっており、オーディオのみでなくノイズキャンセリング機能なども充実しています。
4. フルワイヤレスイヤホン WF-SP900(SONY)
マイク非内蔵型の無線イヤホンです。ヘッドセット自体に音楽が記録できるので、デバイスにつながなくとも音楽を聴くこともできます。イヤホンのイコライザ機能や防水機能などもついて、外出時に音楽を聴くのに向いたモデルになっています。
好みのヘッドセットはありましたでしょうか。これらのヘッドセットでweb会議、ひいては家での余暇を思い切り便利にしてください。