メタバースシティでお出かけを楽しもう!

はじめに

最近話題になっているメタバース。皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。そして、その代表例として挙げられるのが、メタバースシティです。現実世界で普通に出かけようとすると時間やお金などの制約があったり、感染リスクがあって思う存分楽しめなかったりしますが、メタバースシティであれば家にいながらどこにでも出かけることができます!現実とは違った近未来風の街並みにしているサービスもあり、ゲームの世界に入ったような感覚で街歩きやゲームを楽しむことも可能です。

今回は、そんなメタバースシティについてご紹介したいと思います。

 

メタバースシティとは

メタバースシティは、バーチャル空間“メタバース”に作られた都市のことで、ユーザーはアバターを動かすことによって空間内を自由に歩き回ることができます。街並みを楽しむのはもちろん、NFTを活用した買い物やゲームをして過ごすことができます。

メタバースシティには、各企業がプロモーション等を目的に作ったものから、自治体公認で作られたバーチャル渋谷やバーチャル大阪まで、様々なものがあります。また、海外では観光やエンタメ以外の目的でも使われている事例があり、その用途は多岐に渡っています。

 

広がるメタバースシティ〜国内編〜

今、メタバースシティは様々な形で広まってきています。そこで、まずは国内の事例について一部ご紹介します。

・Oasis TOKYO /KYOTO

Oasis TOKYOは、The Sandboxというゲームプラットフォームの中に作られた都市です。その名の通り東京をイメージしていますが、コンセプトは“2035年の近未来都市”となっています。ネオンカラーを基調としたサイバー風の景観が特徴で、実際の東京とは少し違った街並みを楽しむことができます。

また、ここはメタバース×NFTのコミュニティ拠点を目指して作られており、ユーザーは商店街で買い物をしたり、ライブハウスでライブを楽しんだりすることができます。さらに、アスレチックや忍者屋敷などのアトラクション施設もあります。

Oasis KYOTOも基本的には東京と同じですが、寺社仏閣などをイメージした建物が多く見られるのが特徴です。また、こうした寺社仏閣がサイバー風にアレンジされており、こちらも実際の京都とはまた違った雰囲気となっています。

 

・Virtual AKIBA World

Virtual AKIBA Worldは、JR東日本が2022年3月にオープンしたバーチャル空間です。

世界初の「メタバース・ステーション」であるバーチャル秋葉原駅を中心とした秋葉原の街並みの中を、アバターを使って歩き回ることができます。

アプリのダウンロードや会員登録も不要で、スマートフォンから手軽に体験できるのが特徴です。先にご紹介したOasisとは違って実際の秋葉原の街並みを再現して空間が作られているので、まるで実際に秋葉原にいるかのようなリアルな体験ができます。

利用者とのコミュニケーションの場である「オフ会ルーム」も設けられており、共通の趣味を持った仲間と実際に集まっているかのような感覚でコミュニケーションを楽しむことができます。

 

・広がるメタバースシティ〜海外編〜

海外でもメタバースシティの導入は進んでおり、中でも韓国はその先進国です。

例えばソウル市は、メタバース・ソウルプロジェクトを計画しており、大規模なイベントや観光だけでなく、経済活動や教育もメタバース内で行えるように機能強化を進めています。また、実際の都市構造とリンクさせることで、犯罪発生時や災害時の迅速な対応、公共インフラの整備など、安全な都市づくりにも役立てられています。

 

まとめ

今回はメタバースシティについて、日本と海外両方の事例を交えてご紹介しました!

日本の事例は観光や経済活動の促進などがメインですが、海外の事例を見てみると都市計画に活用されていたり、教育にも活用されていたりと、様々な目的でメタバースシティが運用されていることが伺えます。これからどのようにメタバースシティが広まっていくのか期待が持てますね。


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